走ることはもちろん、歩くこと、いや立っているだけでも激痛に襲われる坐骨神経痛の症状が一向に改善せず、走ることを一旦諦めました。
その後、現在も定期的に通う整体院と巡り会ったことで、坐骨神経痛の症状は徐々に回復し、少しずつ歩ける距離が長くなり、ゆっくりのジョギングならできるようになってくると、もう一度走ってみたいという気持ちが出てきました。でも、簡単には走れるようにはならず、走っては痛みや違和感が発生してまたしばらく休んでの繰り返し。
そんなこんなの状況と加齢にも後押しされ、筋力や心肺機能といった走るための能力はどんどん低下してきました。
50歳を超えてしばらくが経ちます。
過去の記録は無かったことにして(できるだけそう考えるように)、初心者の気持ちで走り始めようと思うことにしました。
週末メインに週に1〜2回走るジョギング好きのおっさんで良いのかなと…
という状況の中、自信8年ぶりとなるフルマラソンを走ってみようと、4年ぶりに復活する「さいたまマラソン」にエントリーした途端ぎっくり腰を患ってしまったことは前回の記事で書いた通り。
1キロ5分のジョギングペースでずっと42.195キロを走り続けられればゴールタイムは約3時間30分。とはいえ、楽なジョギングペースといっても10キロや15キロ走るのとはわけが違います。後半30キロ、35キロを過ぎると一気に疲労を感じ始め、ガクッとペースが落ちてしまうのは何度も経験済みです。
それでも最初からそれ以上遅いペースで走る気にもなれなかったので、1キロ5分ペースで行ってみることにしました。スタートをさいたま新都心のビルの谷間で待っている間は日陰で風も結構吹いて寒かったのですが、走り始めると絶好のマラソン日和でした。Bブロックからのスタートロスは1分50秒ぐらい。
最初の数キロだけはラップタイムを確認しましたが、その後は時計は見ずに楽で無理のないジョギングペースを淡々と刻みました。以下、5キロごとと中間地点の通過とラップタイム。
~5キロ通過 26’32
~10キロ 50’21 LAP 23’49
~15キロ 1:14’07 23’46
~20キロ 1:38’29 24’22
~中間点 1:43’47
~25キロ 2:02’38 24’09
~30キロ 2:26’27 23’49
~35キロ 2:50’30 24’03
~40キロ 3:15’33 25’03
~ ゴール 3:27’07 11’34
37キロ地点ぐらいにある新浦和橋というJRを超える高架橋まではイーブンペースで走れていたようです。この高架橋のアップダウンが35キロ以上走ってきた体にはかなりきつく、一気にダメージを感じ始めました。この辺りからはちょいちょい腕時計を確認し出し、3時間30分きるためにはどのぐらいで走れば良いかを逆算し始めます。
最後の4~5キロはかなりキツかったのですが、思ったほどペースも落ちずになんとか3時間27分台のタイムでゴールできました。ゴール後、荷物を受け取るために並んで立っている時の脚がとても辛くて、なんどもしゃがみこんでしまいました。
20年ほど前、初めてフルマラソンを走った後には、「もう走りたくない!」と思いました。その後、何度も走ることになるのですが・・・
一時はもうマラソンを走ることは無いのだろうと思っていたのですが、こんな形で8年ぶりに走ることができました。ほぼイーブンペースでのサブ3.5。
「意外と走れるじゃん!」というのが正直な感想です。
そして、「もうちょっと練習したら、もっと行けるんじゃね?!」とも思ったりしてます。
とにかく、楽しくマラソンを走ることができたことをとても嬉しく思います。
このブログのタイトルのように
「もう一度、どこまで行けるか走って見るか!」
ケガをしないことが大前提ですが、もう少し練習して、走り続けたいと思っています。
そんなモチベーションを維持するために、放置していたこのブログを再開してみましたので、読んでいただける方がどの程度いるかわかりませんが、宜しくお願いします。